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2006年1月10日 火曜日

揺れる赤い実

 冬の太陽の光がささないような寒い日は、何故か色がすべてくすんだ色に見える。原因は太陽の高さなのか?店主にもよくわからない。遠くから見ていると、多くの場合、赤も緑もくすんで背景と混ざりあってしまうような印象がある。何もかも茫洋としていて、じっとたたずんで見ないと形が見えてこない。
 今日の一枚は、そばによるまでは何かよくわからなかった。くすんだ緑のなかに濁った赤が微かに見えていた。そばに寄って見ると、小さい赤い実が無数に垂れ下がり、北風に揺れていた。木の高さは4メートルぐらい。寒さに身体を固くして見ていると、木は風が吹くたびに前後に大きく揺れた。赤い実はその動きにつられて、波間の海草のようにゆっくりと揺れている。そして、自分の呼吸が赤い実の動きと同じになった時、自分がこの木の赤い実と一体になったような錯覚に包まれた。背後では北風がつむじを巻きながら何かを囁いていたが、店主には聞き取れなかった。
 で、これがその赤い実。たぶんカナメモチの実と思われるが今一つ自信はない。

カナメモチ?の実-06.01.10

投稿者 店主 : 2006年1月10日 18:27