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2006年7月25日 火曜日

赤土の下で、とモジズリ

 ネットのニュースで*生活保護受けられず自殺か 友人に「福祉良くしたい」*(共同通信)という記事を読んだ。
 記事によると・・・死亡したのは市内の無職男性(37)。睡眠障害で仕事をしておらず、5月と6月の計2回、市に生活保護を申請したが、市側は就業可能として却下していた。・・・とあった。

このニュースを知った時に思い出したのが、加川良の「赤土の下で」という歌。

赤土の下で/加川良
71年 作詞・加川良 作曲・加川良

奴を埋めるにゃ金はなし お役人が死体を横目でにらみ
鼻をつまんで出した金 1万642円

3分待ったら葬儀屋が ジャンパー姿でやってきた
入ってくるなり出た言葉 あと 2万円はいりますぜ

葬式にもいろんな型があってね この死体にゃ悪いけど 霊柩車はつきません
でも そう きっと 友達が 花束 送ってくれるでしょうよ

2日たって坊主がやってきた 光った 自家用車でね
衣のシワを気づかい説教 請求が2000円

赤土の中に奴は埋められた 道端の小石が 目印さ
神よ 奴の魂たのみます 墓場の土に請求こねえようにネ

何がどうなり こんなにも 葬式ってやつは こんなに高い
俺たち 貧乏人 おちおち死ぬことにもかかれない


 今、日本では確実にワーキングプア《ワーキングプア 働いても働いても豊かになれない》という奴隷制度が進行している。このワーキングプアにおちいると、貧困から生半可な事では浮かび上がる事ができない。
 なので、最後は生活保護に頼る以下に方法がなくなる。そこで、拒否されるとニュースの男性のような悲劇がおこる。特に地方ではこのワーキングプアがものすごい勢いで、進んでいるらしい。
 このワーキングプアに対する有効な歯止めを店主は、聞いた事がない。それどころか、皮肉っぽく言えば、小泉政治は、自己責任(自分たちの責任は棚に上げて)という言葉を利用して、この奴隷制度を完成させようとしているようにさえ見える。貧乏人はさっさと死ねという事か!
 それにしても、30年以上前のこの歌が、ありふれた現実になろうとは、店主にもまったく想像できなかった。今は、無職男性の方のご冥福を祈ることしか、店主には何もできない。(現在の生活保護は、葬式代の預金も認めていない)

 で、今日の一枚はネジバナ。小さな花である。人間が踏みつけさえしなければ、そっと咲いて、そっと消えて行く。と、言っても葉っぱは冬葉に変わって、ほとんど目立たなくなるだけ。目立たないという事が生き残る知恵なのか。
 植物にとって幸せとは、人間と関わらない事などと考えてしまう今日の店主。今日はやっぱりかなり凹んだかな・・・

モジズリ(捩摺)叉はネジバナ(捩花)-06.07.25

*生活保護受けられず自殺か*

それから、kohtaの久々の新作もよろしくネ

投稿者 店主 : 2006年7月25日 18:17