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2009年6月 6日 土曜日

お店計画-その38(面白いというコト)

 THE BIG ISSUEの118号に「閑古鳥が鳴いていた閲覧室にあふれる子どもたち」という記事が載っていた。児童文学評論家の赤木かん子さんと言う人を取材している。
 その中にこんな記述があった・・・

 昔おもしろかった本、今の子どもが面白がらないのはなぜ?(以下、記事から抜粋)
 また、「今の学校図書館にある本の半分は、子どもたちにとっては古すぎる、過去の本だと思ったほうがいい」と赤木さんは指摘する。「子どもに本を読んでほしいと思っている大人はとても多くて、『こんな本がいいよ』と具体的にアドバイスする人も大勢います。でも、子どもが勧められた本を読まないと、『なんで最近の子どもはこんないい本を読まないのかしら』と嘆いたり、怒ったりするんですネ。『昔おもしろかった本が、今の子どもはどうしておもしろくないのか?』そんな疑問をぶつけられることが多かったので、私なりどうしてなのか考えてみました。そして考えた末に、たどり着いたのが、ごく当たり前の結論『だって子どもは''今''しか知らないから』というものでした」(以上、記事から抜粋)

 言われてみれば、小学校低学年では物心ついてから五、六年ぐらいの社会経験しかないのだから、大人がもつ価値観が共通的に面白いとは限らない。
 店主が最近の本屋に行っても、読む本がないと思うのと似ているのかもしれない。本屋の店員さんが若いとして、その人たちが面白いと思う本が、店主には面白いとは限らない。また、その逆も同じことになるのかもしれない。
 昔の本が今の若い人、子どもたちにも面白いのであれば、新刊書はいらないと言うコトになってしまう。
 何でこの事が気になるのかと言うと、ギャラリーの展覧会で店主が面白いと思っても、お客さんが沢山来るとは限らないという現実。多様な価値観のバランスをどのようにとるのか?この問題に帰ってくる。
 これは微妙な問題である。特に店主のやっているお店では、この問題が否応なくついてまわってくる。ここで一つだけ判っているコトは、「面白いというコト」は作家さんと、お客さんが造り出す現象であると言うコト。
 店主はジッとそれを観察して、足らない経験則を補うしかない。店主もまだ『''今''しか知らないから』というコトになるのだろうか・・・

投稿者 店主 : 2009年6月 6日 20:01

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