2009年7月13日 月曜日
もう一つのウイグルとNHK
都議選が世の中の話題をさらっている中、先週の土曜日の朝刊に強烈な記事を見つけた。
NHKの番組「シルクロード」は「核実験には一切触れずロマンだけを宣伝し、『核の砂漠』の観光地化に手を貸した・・・という強烈な内容が書かれていた。
本当か嘘か、店主には判らないが、天下の東京新聞がまったくのデタラメを書くとはとても思えない。では、NHKはどうか?店主が感じているのは、今のNHKはとても信用ならないと言うこと。
これはかなり重要なことであり、また、東京新聞の読者以外はこの記事を読むことはないと思ったので、ここにアップした。
*****2009/7.11・東京新聞・朝刊・特報部から
中国新彊ウイグル自治区で核実験46回・日本人観光客も被ばくか
暴動が起こった中国新彊ウイグル自治区は、同国政府が過去、核実験場として使い、今なお放射線被害が続いているとみられる地域。実験データは公表されず、被害の全容は不明だが、実態を研究している札幌医科大学の高田純教授(放射線防護学)は、日本人の被ばく者がいる可能性を指摘する。実験場所は日本人旅行者にも人気のあるシルクロードに重なっているからだ。(外報部・浅井正智)
中国は一九六四年から九六年まで、同自治区で四十六回の核実験を行ったとされる。高田教授が日中双方の観光統計などから推計したところ、この間に中国国内のシルクロードを訪れた日本人は二十七万人、実験終了後も含めれば八十四万人とみられる。中でもシルクロードの要衝・楼蘭は、日本人が好んで訪れる観光地だが、核爆発は主に楼蘭を含め、その北西方面で行われていた。
プルトニウムの放射線量が半減するには、二万四千年を要する。周辺の土壌や地下水、湖は現在も高濃度で汚染されている可能性が高い。「シルクロードは核実験場と観光地が同居した世界に類のない異常な地域」(高田教授)なのだ。
日本でシルクロードが広く知られるようになったのは、八〇年にシリーズとして始まったNHKの番組「シルクロード」の放映から。中国のシルクロードに外国の取材が入った初のケースで、シルクロードブームの火付け役となった。しかし、高田教授は「この番組こそ重大な問題があった」とする。
「核実験には一切触れずロマンだけを宣伝し、『核の砂漠』の観光地化に手を貸した。結果、日本人観光客も被ばくした可能性がある」
教授はこのほどNHKに公開質問状を提出、シルクロードでの核実験の事実を公表し、危険な地域に観光客を誘導してきた責任を明確にすることなどを求めた。
返ってきたのは「撮影を行った場所が、核実験によって放射能に汚染された危険地域だったという認識は、放送当時も現在も持っていない」という回答だった。
これが事実でないことば、番組の取材班が執筆したNHK出版の「幻の楼蘭・黒水城」(八〇年刊)が示唆している。
「私たちは楼蘭が重要な軍事基地、おそらく核実験場ではないかと想像していた。核実験はいずれもこの地域で行われたといわれている。中華人民共和国の誕生以来この地域は、国家の最高機密の地として、中国人でさえ特別の要人以外は立ち入ることができない」
さらに「その楼蘭に入ることを、日中共同取材班はついに許可された。たび重なる交渉の末である」と取材許可を誇らしげに書いている。高田教授は「危険地域と知りながら、部下らに取材を命じていたとすれば犯罪的な行為。業務として同行させられたスタッフも被害者だ」と批判した。
核実験による被害を調べるため、教授は現地を訪れた人からの情報提供を募っている。体内の放射線量調査を行うほか、白血病やがん、流産や奇形などのケースについて情報を集め、科学的な分析を加えるという。
*****2009/7.11・東京新聞・朝刊・特報部から
投稿者 店主 : 2009年7月13日 19:10
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