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2009年12月29日 火曜日

過去からの手紙

 突然、小学校の頃の通知表が送られてきた。こんなものがまだ残っていたのかとため息をついた。
 これは過去からの辛辣な手紙である。なんで親はこんなものを後生大事にとっておいたのか不思議である。
 不思議ついでに、もう一つ不思議な感覚に気がついた。それは40年ぶりぐらいに自分の通知表を開いたのに、まるで昨日この通知表を見たような感覚が、何の違和感もなく甦ったことである。
 これらの記憶は頭の奥底に沈んでいるはずなのに、感覚的には昨日の出来事のような感じで通知表を見ている。時間的な懐かしさがほとんどない。
 この感覚、頭がボケると昔のコトしか思いださいなというのに、とても似ているような気がした。何十年も前のことが昨日のコトのように感じてしまう。いよいよ店主もボケの域に入ったのかもしれない。
 で、店主の小学校時代は勉強のできない典型的に悪ガキ。多分、親は店主には何の期待もしていなかっただろう。好きなことだけはするが、興味がないとまったく関心を示さず、通知表にもその結果がよくあらわれている。(これは今でも変わっていないようなような気がする)
 図工は「たいへん進んでいる」という評価をもらうが、国語や社会はいつも「やや遅れている」である。図工でも興味がないと突然、成績が悪くなる。
 ようは一つのことが長続きしないバカガキが小学校の頃の店主のようだ。親もずいぶんと気をもんだのかもしれないと、今頃、無駄な反省する店主である。

 で、通知表以外にも店主の母子手帳が入っていた。手帳の地名が北海道となっている。
 そこには、体重3200kg、身長54cm、胸囲34cm、そしてなぜか頭囲36cmと書いてある。記入者の欄には、助産婦・相馬とらよ、とある。多分、この相馬とらよさんが、店主をとりあげてくれた人なのかもしれない。
 その母子手帳には、他に種痘、結核予防接種、ジフテリア、腸チフス、パラチフスの接種票が入っていた。
 黄ばみ汚れたその接種票や母子手帳を触っていると、ふと死んだ母親と話しているような気がした。

投稿者 店主 : 2009年12月29日 17:01