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2009年12月31日 木曜日

神の船

 今年最後のぼやき日記は、店主が出会いたいと願っていた植物。店主はこの植物の実を勝手に「神の船」と呼んでいる。
 植物だけは、出会いたいと思っていても、都会ではなかなか思うようにはならない。この「神の船」も、過去に一度だけ見かけたが、秋の雑草清掃にあって、気がつくといなくなっていていた。
 それが今年の夏ぐらいに駐車場のフェンスに、偶然この「神の船」がなっているのを発見。大きさは10cmぐらい。若い実は、苦瓜を小さくしたような形をしている。その植物の名前はガガイモ(がが芋)という。
 ここなら人知れず残るのではないのかと期待を膨らませ、毎朝、その駐車場の前を通るとき、遠くから「残れ!」と祈りながら眺めていた。
 ウィキペディアにはガガイモの歴史のところに次のような記述がある。
 ・・・日本神話では、スクナビコナの神が天之蘿摩船(あまのかがみのふね)に乗ってきたといい、これはガガイモの実を2つに割った小さな舟のこと。・・・と、ある。

 店主はこの神が乗ったという船はどんな形をしているのか、ず〜っと気になっていた。そして、今年ついに出会えた。
 木を荒削りにしたような船(実)の中から、白毛をつけた種が強く冷たい北風に誘われるように、幾つも幾つも飛び立っていく光景は、かなり神秘的なものであった。

 神の船(ガガイモ(がが芋)の実)-09.12.31

投稿者 店主 : 2009年12月31日 19:07