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2018年11月25日 日曜日

性的二型(せいてきにけい)

 穏やかな初冬の雑木林。飽きもせずフラフラといつも行くX山を徘徊。
 
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 人の言葉に所変われば品変わるとあるが、虫の場合は季節が変われば虫も変わる。で、今日見つけた虫はフユシャクの仲間。この蛾は雄は羽があり飛べるが雌には羽がない。噂は知っていたが実物は初めて見た。あまりの違いにびっくり!

 最初、見つけた時は変わったシジミ蝶がいるナと思って見たら、上に別の虫がいる。よくよく見ると体勢が交尾のように見える。しばらく見ていたら下の蝶が羽を広げ、蛾とわかった。これほど形の違う性的二型(せいてきにけい)が交尾する姿を初めて見た。で、種類の特定は難しそうなので諦めました。
 
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 <フユシャク図鑑>(忘れたくないので相模国の自然スケッチさんからコピペです。フユシャクの写真が色々と載っています。)

 冬に成虫が発生するシャクガ科の総称をフユシャク(冬尺蛾)という。
 ■特徴
 ① 年1化で、冬季(晩秋~早春)に成虫が発生し、生殖行動を行い、産卵する。冬に成虫になるという戦略に至った理由は、冬は天敵が少ない為と推定できる。
 ② 雌は翅が欠けるか縮小していて飛べない。
  雄は普通の蛾として翅を持ち飛ぶことができるが、雌は翅を欠くか縮小していて飛ぶことはできない。フユシャクの雌は冬の寒さに対して、体温を奪う翅を縮めるという進化を経てきたのではないかと推定される。
  ※ 雌雄で形状が異なることを「性的二型(せいてきにけい)」という。
  フユシャクの雌は蛹の段階で一度は長翅が構成されるにもかかわらず、その後翅が縮まるという。この現象はフユシャクだけでなく、ドクガ科の一部(アカモンドクガ雌やヒメシロモンドクガ秋型雌)にもみられる。(ミノムシの親であるミノガも性的二型で、雌には翅が無いが、ミノガの雌の場合は蛹の段階から翅が無い。)
 ③ 口吻が欠けるか縮小していて食餌を摂らない場合が多い。
  フユシャクの成虫の環境は氷点下になる場合も多く、凍結の原因となる食餌を摂らないと推定される。ヤママユやカイコの仲間も口を欠く。必然的にこれらの種の成虫は比較的短命で生殖・産卵に費やされる。
 日本のフユシャクは35種が知られている(2015年1月現在)
 
 注・フユシャクの解説はこれが正解と言うのでありません。あくまでも説です。念のため。

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投稿者 店主 : 2018年11月25日 17:41