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2021年7月17日 土曜日

ラブゼネレーション

 本棚の奥から早川義夫が書いた「ラブゼネレーション」という本が出てきた。1992年に発行された本。知っている人は知っているだろうが、早川義夫は1960年代後半のロックバンド「ジャックス」の主要メンバーであった。

 で、この本の内容をまったく忘れていたので、読み直してみた。世間様を斜に見るのは嫌いではないが、読み直してみて少しガッカリした。
 何の事はない、フォークソングの世界の内輪の話。遠藤健司、岡林信康、中川五郎、斉藤哲夫、はっぴえんど、高石友也、高田渡、加川良などの内輪の話が延々と書かれていた。
 今みたいにインターネットが普及していない時代だから、当時の情報ネタとしては読めるが、それはジャニーズ事務所の内輪話と大して変わらない。そこに新しい感性を探るワケでもなく、その時代の雰囲気もない。

 これならYouTubeで古い動画を漁っていた方が面白い。だから前に読んだあとの記憶が奇麗さっぱりと消えてしまったのだろう。

 多分「ラブゼネレーション」というタイトルにひかれて買ったのだろうが、ハズレだった一冊。これならジャックスの「ラブ・ゼネレーション」という歌を一回聴けば十分である。例えその歌が嘘とハッタリであったとしても、少なくとその時代の雰囲気は味あえる。結局、再読して早川義夫は活字の人ではなく、音楽の人であったと言う事を確認したのだった。

 まぁ、そうそうそんなにうまい話は転がっているワケではないと言う事か・・・と、こここまで書いて、不意に中山ラビが1974年に発表したセカンド・アルバムのひらひらの中の一曲「人は少しづつ変わる」を思い出した。

・・・・・・・・・・・・・
人は少しづつ変る これは たしかでしょ
私を育てた季節が変るよに
春には芽がふいて 夏はこんもりみどり濃く
秋は枯葉舞い 冬は化石のよう
そして あなたの心も変わったね
石のように冷たいのです
・・・・・・・・・・・・・「人は少しづつ変わる」より

 そうか中山ラビさんって凄い・・・で、変わったのは誰かな。


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《 半月・石塚善雄 》

投稿者 店主 : 2021年7月17日 16:19