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2011年5月 5日 木曜日

充電中-3・フクシマ

 ゴールデンウイークを利用して、福島に行って来た。この個人的な行事はもう20年以上続けている。
 今年は東日本大震災で、行けないかもしれないと思っていたが、店主のいく場所は、たいして被害もなく、放射能の影響もなかったので、遊びに行くことができた。
 しかし、残念な事に観光客はあまりいなかった。
 代わりに、避難民の方々が相当の数、そこで暮らしていた。詳しくはわからないが村の人口が倍に増えたそうです。

 店主も二日間ほど避難民の方たちと一緒に寝起きをして、食事をしておりました。

 行く前に一番の不安は、放射能とかではなく、泊まった先の食事が避難民と店主とで、違っていたらイヤだな・・・と言う事。
 もし食事が避難民の方たちと比べてよかったりしたら、どうにも居心地が悪くなる。できれば、同じものを食べさせていただければ、それでだけで有難いと思っておりました。
 店主の今回の旅の目的は、まずは植物観察。次が7月のグループ展で使う材料探しである。食事は温かいものであればそれだけで十分と思っておりました。。
 しかしこの心配は、杞憂に終わりました。ここでの食事は、店主も皆さんと同じもの。いつもの洋食風が和食風に変わっただけで、後はみんな同じ。みんな和気あいあいと食事をしておりました。

 避難民の方たちは、赤ちゃんをつれた若いご夫婦。お歳をめしたお母さんとその息子さん。福島に田舎暮らしを楽しむ為に移られたご夫婦など、いろいろである。
 みんなそこで日常生活を送っていられる。店主の存在もあまり気にならないようで、気さくに話しかけていただいた。逆にこちらの方が妙に身構えていた事に気が付く有様。やれやれである。
 いろいろな話も聞かせていただいた。今も身内の方が原発事故の現場で瓦礫撤去をなさっているとか、保険の話とか、転々と避難場所を変えた話とか、市から送られてくる就職案内の話とか、放射能の話とか、とにかくいろんな話を聞かさせていただいた。

 ここでの彼らの生活は、朝食をとり、散歩に出かけ、洗濯をして、昼ご飯を食べて、時間があれば、テントばりの集会場でみんなで集まっていろいろと話をする。
 店主は近くの林の中にもぐり込んで、植物を見て歩きまわっておりました。
 夕方になればお風呂に入り、晩ご飯を食べ、その後、店主も混じっていろいろな雑談をしておりました。店主と何も変わらない時間を過ごしておりました。
 違いは一つだけ。店主は帰る家がありますが、彼らには帰る家がない。
 外から何も知らずに見ると、そんなコトはまったくわからない。たぶん外見や行動の中から、彼らが避難民であるとは感じる事ができないでしょう。

 彼らと店主の違いは避難民というコトを除けば何も変わってはいない。自宅に関しても、実はここの避難民の方の、家はほとんど壊れてはいない。無理をして住もうと思えばできない事はない。
 何故住めないのか・・・、避難されて方々の家は放射能で汚染されてしまったのである。
 今日、帰る時に被災者の方の一人が、そっと教えてくれました。「みんな明るく振る舞っているけど、本当はとても辛いですヨ。」と・・・家があるのに帰れない。なんと理不尽な話である。

 今は、ひたすらここでお会いできた方々が一日でも早く家に戻り、普通の生活をできる事を祈るしかない。

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 (C) 石塚善雄・エンレイソウ(延齢草)


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 - 田中流 写真展・にゃんこ - 5月7日土曜日スタート!
 自由に生きる野良猫たちが大集合!!!
 今回の展示では、一人でも多くの人に笑顔を届けられるよう頑張りたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
 期間 : 2011年5月7日[土]〜5月13日[金]  12:00〜19:00(火曜定休・最終日は〜17:00)

投稿者 店主 : 2011年5月 5日 20:53

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